■ ID
| 1336 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Allelopathic potential against Microcystis aeruginosa by emergent macrophytes on floating beds |
■ 著者
|
Fumihiko Takeda
東北大学大学院
Kazunori Nakano
東北大学大学院
Yoshio Aikawa
東北大学大学院
Osamu Nishimura
東北大学大学院
Yoshihiko Shimada
(株)フジタ
Shota Fukuro
(株)フジタ
Hitoshi Tanaka
埼玉県環境科学国際センター
Norio Hayashi
千葉県立中央博物館
Yuhei Inamori
福島大学
|
■ 出版元
| |
■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| Journal of Water and Environment Technology, Vol.9, No.4, 371-380, 2011 |
■ 抄録・要旨
| 実際の湖もしくは池における大型抽水植物のアレロパシーポテンシャルを評価した。試料水は、一ヶ月おきに一年間、池の植栽浮島に植栽した大型抽水植物Phragmites australis、Carex dispalata およびTypha domingensis の根の周りあるいは大型抽水植物のないエリアから採水し、Microcystis aeruginosa を使用して、生物検定を行った。大型抽水植物のないエリアの水は年間を通じて生長阻害作用を示さなかったが、大型抽水植物が存在した時、大型抽水植物を植栽した浮島の周りから採水した試料のほとんどすべてで阻害効果が見られた。これらの結果は、生長阻害作用は大型抽水植物の存在と密接に関連していることが示された。実際の池の中で観察されたそのような効果を確認するために、3種類の大型抽水植物について根を水に沈めて水耕培養を行い、それらのろ過培養液を採取した。ろ過培養液はすべて、M.aeruginosa に対するアレロパシー様な生長阻害作用を示した。池水の生物検定結果とろ過培養液の比較から、大型抽水植物植栽浮島の水によって示された成長阻害作用は、大型植物のアレロパシー作用を示唆している。
|
■ キーワード
| |
■ リンク先URL
| |